『教育』を読む月例会

日時 2010年6月18日(土)
10:00~12:00
会場 みやぎ教育文化研究センター
参加費 無 料
内容

『教育』6月号
特集1 PISA型学力を問う
特集2 教師と学校を追いつめるものは何か

『教育』6月号をお持ちでない方も、こちらで若干冊用意しておきますので、気兼ねなくご参加下さい。

かねてから企画としてあがっていた『教育』を読む月例会を、発足させることにしました。

『教育』誌は、戦後の民間教育研究運動の中で大きな役割を果たしてきた教育科学研究会の機関誌ですが、単に「教科研」会員ばかりではなく、広く、民主教育の実現をめざす教師・研究者のよりどころとなってきました。

理論を欠く実践は経験主義に陥り、また実践から遊離した研究は机上の空論に陥ります。教科研は、教育実践者である教師と教育研究者の共同体であり、『教育』には、教育についての実践と研究の成果、さらには父母の声が反映しています。

私(中森)は、学生時代から今日まで、その読者の一人として、自分の実践と研究のよりどころとしてきましたが、今日の教育をめぐる困難な状況のもとで、かつまた国内外の歴史の転換期にあって、これまで以上に、『教育』を読むことの必要性を感じています。

また読み合うだけでなく、東北の地、宮城から私たちの声を積極的に発信し、『教育』誌に反映させていきながら、全国の仲間との絆をも強めていきたいと考えています。

すでに6月号には、大木一彦さんが「東日本大震災を体験して」を、またこの春宮教大に赴任してこられた本田伊克さんが「わたしたちはPISA型学力にどのように向き合っていくべきか」を執筆しています。

この会は、ただ『教育』誌を読み合うだけでなく、読み合いながら、参加者の体験や実践や研究を語り合い、明日の仕事への元気と確信が生まれる場になることを期待しています。

多くの方の、特に若い方のご参加を呼びかけます。(中森 記)