『教育』を読む会 9月例会
日時 | 2020年9月12日(土) 10:00~12:00 |
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会場 | みやぎ教育文化研究センター 会場の詳細はこちら |
参加費 | 無料 |
テキスト | 『教育』2020年8・9月号 |
内容 | 8月は休みにしますので、8月号、9月号と二月分の内容を取り扱います。テキストを読んでの感想など、それぞれの参加者の興味や関心を出し合いながら読み合いたいと思います。 【8月号】 特集1のまえがき(とびらの言葉)に「歴史や人権問題が示す他者の声を頼りに、社会に問いかける教師たちの実践は続く。ときに教師を生きる自分自身への不安や葛藤を抱きながら」とある。特集では、ハンセン病人権学習や「生と性の教育」の実践や68年の学園紛争で問われた民主主義について、また大学で教員養成や教師教育に携わるなかでの課題や取り組みが報告されています。 【9月号】 |
前回の 様子 |
7月の様子と感想を、ありがたいことに二人の方からお寄せいただきましたので、そのまま紹介します。 7月は、特集1「ナショナリズムと歴史と教育と」のうち、佐藤和夫論文「ナショナリズムを乗り越える」を輪読し、特集2「もう一つの教育をもとめて」との関連も読み解きながら議論しました。 『教育』7月号の読む会では、特集1の佐藤論文の読み取りから議論を行った。なかでも、「ナショナリズムと能力主義を越える」ということについて考えた。「現実的な生活能力」が重要であることに疑いはないが、 「現実的な生活能力」 を身に付けるとしても、現在、確立している市場経済との関係でどこまで自由になることができるかは更なる検討の余地がある。現在でも、「特色ある」教育として 「現実的な生活能力」に着目されることはあるが、それもまだ、「汎用的な能力」として学歴や態度に収れんしてしまうことが少なくないだろう。 そのためには、 「現実的な生活能力」が活きてくるような市場経済からの依存を減らした社会像考える必要があるのだろう。 |