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センターつうしん No.102
前号101号から判のサイズがB5からA4判へと一回り大きくなり、読者の方からは、活字が大きくなって読みやすくなったとの感想をいただきました。
さらに今回の102号では、表紙に「子どもの風景」と題して子どもの作品(声や思い、願い)を載せることにし、読者のみなさんからの感想や意見については「読者の声」欄を設け、最後のページには表紙の子どもの作品に対する先生の想いとこれまでの表紙にあった「ひと言」を組み合わせるなど、サイズだけでなく充実した内容や紙面づくりに努めました。感想、ご意見をお寄せください。
今回は、3.11から10年ということで、震災に関わっての原稿をみなさんに寄せてもらいました。どれもみな読み応えのある内容となっています。
ある読者の方からは、さっそく《震災のときに共有し合った教育観を再認識させてくれる内容で、改めて教育の原点を考えました》と感想を寄せてくれました。「つうしん」のなかで阿部広力さんは「世間やマスコミはこぞって10年で線を引こうとしている。しかし、被災地に住む者も、そこから離れていった者にも、10年という線はどこにもない」と述べています。10年で震災からの復興が終わったわけではまったくありません。未だに、あの日から時間が止まったままの人たちもいます。改めてこの10年を振り返りながら子育て、教育に何が問われ・課題とされてきているのかを、みなさんと共に考え合っていきたいと思います。
目次
タ イ ト ル | 著 者 | P. | |
---|---|---|---|
子どもの風景(第1回) | |||
ぼくの誕生日 | 1 | ||
災厄時代の十年に想う | 太田 直道 | 2 | |
東日本大震災から学んだこと、伝えたいこと | 数見 隆生 | 6 | |
あの日から10年に思う | |||
目の前の子どもたちからスタート | 山口 正富 | 10 | |
皆で語り、一緒に進めば、心が軽くなる | 阿部 広力 | 11 | |
見えにくくなった困難さのなかで | 菊池 英行 | 12 | |
コロナ禍の下で、震災後の教育実践を生かす授業を創ろう! | 徳水 博志 | 13 | |
実践への招待① | |||
「はしりもの・かわりだね」のすすめ | 加藤 幸男 | 16 | |
わたしの出会った先生31 | |||
思い出の男先生、女先生 | 内記 英明 | 18 | |
おすすめ映画 | |||
〈群衆〉『アウステルリッツ』 | 小林 みゆき | 19 | |
読書のすすめ(第3回) | 春日 辰夫 | 19 | |
読者の声 | 大沼敏行 小山田幸雄 村上智志 | 20 | |
相談センター報告(第22回) | |||
「基準」はどこに? | 遠藤 理香子 | 22 | |
ひと言 | |||
もっとゆっくり時間をかけて | 佐久間 徹 | 24 | |
子どもの風景・作品について | 千葉 早苗 | 24 | |
センターの動き・編集後記 | 24 |