【1月号】
特集1 改めて考える子どもの権利と親子関係
特集2 「働く」と「育つ」をつなぐ職業訓練
【特集1】支援を必要とする場合のある養育形態としての家族関係と、家族制度のズレの中で苦しんでいる子どもたちもいる。特集1では、そんな子どもたちの声を軸に親子関係のあり方、これからの家族制度を考えてみたい。法制審議会が提案した離婚後共同親権は、今まさに進行中の制度改革である。これらを念頭に、子どもの声に耳を傾け、彼らの必要とする養育の場とそれを維持する家族関係、学びや支援づくりに伴走する教育を考えたい。
【特集2】「仕事の世界への渡り」という青年期課題において、重要でありつつも傍流に置かれているのが「職業訓練」である。日本では、企業内訓練が主流であり、「職業訓練の公共性」というテーマはあまり検討されないまま、周辺部分で細々と実施するだけにとどめられてきた。
他方、障害者総合支援法の下、障害者の就労支援も進みつつあるが、その事業の広がりに比して、実践課題や質の検証はなかなか進められていない。
特集2では、こうした職業訓練実践論に迫るための基礎作業として、職業訓練の実情を整理してみたい。(各特集「表紙のことば」をもとに作成)
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