『教育』を読む会 7月例会

日時 2017年7月8日(土)
10:00~12:00
会場 みやぎ教育文化研究センター
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参加費 無料
テキスト 『教育』6月号
内容

4月の例会をお休みしたので、その分も含め5月、6月の例会で遅れを取り戻そうと試みてきたのですが、参加者の皆さんの充実した話し合いで、結局5月の例会では4月号のみ、6月の例会では5月号のみを行うことで精一杯でした。やはり1回の例会で2冊やるのは無理なようです。
そこで7月は欲ばらずに、まずは6月号をやろう。そして、どこかでもう1回という話になっています。みなさん忙しい人たちだけに、そううまく行くのかどうか、怪しいところはありますが、焦らず急がず楽しくやっていきたいと思います。どうぞ皆さん、ご参加下さい。
くれぐれも7月例会ですが、6月号の内容をやりますのでお間違えなく。

 ◆6月号は、
  特集1 相模原事件は問う
  特集2 実践記録
~書いてみた・読み解いてみた2~

 6月号 特集1は、昨年神奈川県相模原市の津久井やまゆり園で起きた殺傷事件の背景を構成する優生思想について考えます。優生思想は、人間存在を価値づけ、優劣で選別する本質を持っています。教育も決して優生思想と無関係ではありません。特集2では、教師になって10年前後の若い先生たちの実践を取り上げ、「子ども理解」を中心に実践を読み解きます。

前回の
様子
 6月例会は、5月号の第1特集「部活動の深い悩み」に執筆された神谷拓さんにもおいでいただき、議論しました。
 神谷さんは、部活動に固有の教育内容として、その指導に教師の専門性を活かせる①練習・試合、②組織・集団、③場・環境の「自治内容」を提起し、学校の組織においても教員の自治を実現することと合わせて、部活動の民主化への展望を示しています。また、いま議論になっている部活動指導員についても、教員の担うべき仕事と指導員が担うべき仕事を明確に区別しなければ、指導員による生徒指導への介入という事態も生じ得る点など、話して頂きました。
 議論になったのは、そもそも部活動を学校の教員が関わるものとして考えるか、学校とは切り離してしまうかという点でした。
 いっぽうには、部活動の過重な負担軽減を願う教師の存在があり、できれば部活動指導を手放したいと考えている。そういう点からは、神谷さんの提案は、教師に新たな負担を迫るものとして受け入れがたいということになります。かたや、なかには引き続き部活動指導を希望する教師もいそうです。
 門外漢の私などは、部活動指導を希望する教員と外部指導者に、指導にあたって必要な教育上の知見と技術、心構えなどを獲得する共通の仕組みをつくったうえで、あくまでも学校の業務とは別枠の文化・スポーツ活動の機会を提供するような体制づくりができないものかと思ってしまいますが、そんな簡単にはいかないわけでしょうね。
 皆さんはどう考えるでしょうか?(本田 記)