ペスタロッチーの教育思想は、5回目となります。今回でペスタロッチーについては最後の会となる予定です。
9月例会ではペスタロッチーの教育思想について、太田先生が独自に作成された資料をもとに読み進めました。具体には、ペスタロッチーの主著といえる『ゲルトルートはいかにしてその子を教うるか』『ヘルヴェチア立法についての見解』『メトーデの本質と目的』『時代-わが時代に訴う-』『メトーデにおける精神と心情』を扱いました。
ペスタロッチ-の教育思想が母による愛の教育にもとづくことを改めて押さえながら、ルソーの自然主義を継承しつつも賢明なる教師の役割、単純から複雑へという要素主義、また基礎陶冶・職業陶冶・道徳陶冶の内容と関連などについて読み合いました。前回に続いて男性参加者からは、父は出てこないのかなあ? いつ出てくるのだろう? との・・・一抹の寂しささえ感じる声もふたたび聞かれました。
10月の例会は、引き続き太田先生作成の資料にもとづきながら、さらに彼の教育思想を読み深めていきます。ぜひご参加ください。
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