近代産業社会の胎動と形成のなかで、一部の貴族や市民だけでなく国民全体の教育の必要が求められるようになり、さまざまな国民教育、民衆教育の思想が展開され取り組まれました。
それらの教育思想や取り組みについてイギリス(ベンサムやミルなどの功利主義的な教育論やラヴェットなどによる労働者教育)、ドイツ(フィヒテ、ヘルバルト、シュライエルマッハー、フレーベル)、ロシア(ウシンスキー、トルストイ)について概括するとともに、なかでもトルストイの教育思想と取り組みについてはテキスト以外の資料も使いながら丁寧に見ていきました。
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