ゼミナールsirube 4月例会

日時 2018年4月23日(月)
13:30~16:30
会場 みやぎ教育文化研究センター
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参加費 無料
テキスト 太田直道 著『人間教育の哲学史』
内容

引き続きフレーベルの教育思想を取り上げます。今回は、フレーベルの「幼児期の教育」や「遊び」などについて、テキストや資料をもとに読み進めます。ぜひご参加下さい。

前回の
様子

3月の会では、はじめにドイツのチューリンゲン地方を中心とした地図を用いて、その地域がドイツの文芸の中心であるとともに、チューリンゲンの森という素晴らしい自然にも恵まれた地域であること。そしてまさにフレーベルはチューリンゲン地方を中心に活躍した思想家であることを確認しました。またフレーベルは、ペスタロッチ-の教育に魅せられたこと、また二人に共通するものとして母の教育、母の存在があることなど、年表をもとにしながら彼の生涯を押さえました。
その上で、フレーベルの教育の根本原理は、生命(いのちの)教育、生命という軸をめぐっていること。さらにフレーベルは、その生命の最初の発露・源として乳幼児をみていたことなどをテキストや資料を用いながら読み進めました。
フレーベルが植物の生命に着目し、植物(草木)の生き方を見つめ、そこから学べば教育は間違わないと考えていたのはなぜか。彼が教育の仕事に赴く前、山林官として長く仕事をしていたこととの関連性を感じました。また、その対象が動物ではなく植物であるというところにも、乳幼児の存在のあり方との共通性があるのではないかとも思いました。