『教育』を読む会 7月例会
日時 | 2019年7月20日(土) 10:00~12:00 |
---|---|
会場 | みやぎ教育文化研究センター 会場の詳細はこちら |
参加費 | 無料 |
テキスト | 『教育』2019年7月号 |
内容 | 特集1 子どもが決める 表紙のタイトル「子どもが決める」をみて、「何を決めるんだろう?」と思いながら表紙をめくると、「とびらのことば」には、「自分で決められる場としての学校を」と記されていた。 特集2は、「主体として生きられる教師へ」というタイトルの「生きられる」という言い回しからわかるように、子どもたちだけでなく今の学校で働く教師たちも、長時間過密労働や教育活動に対するさまざまな規制のなかで、息苦しく生きづらい状況が生まれてきています。またタイトルの「主体として」という言葉を考えると、教師が教師になるとはどういうことなのかという問いも密接にかかわっているように感じます。特集2は、教師としての「わたし」のありかを問う内容となっています。ぜひ皆さんご参加ください。
|
前回の 様子 |
新たに参加者が増えるのは、これまでにも増して刺激と活気が生まれいいものですね。それぞれ忙しいなかでの参加で、継続していくのは大変だということもわかりつつ、それでもやっぱり参加者が多いと元気になるなあと感じます。みなさん、ぜひご参加してください。待ってます。 というわけで、6月の例会は、いつも参加しているメンバー3名が欠席にもかかわらず新たに3名の初参加があり、10名の参加者で、楽しいひとときとなりました。今回は、鈴木大裕さんの「過疎地からのパラダイムシフト」を読み合いました。 過疎地の人と人とのつながりの豊かさに教育の可能性を見出す鈴木さんとは対照的に、主に都市近郊で仕事をしてきた教師からは〈地域は学校を忙しくする天敵という印象を受けてきた〉という意見や〈無理難題を要求する保護者〉の姿などが語られる一方で、北海道からこの4月に仙台に研究者として来られた方からは、北海道には、鈴木さんの言われる貨幣経済に還元されない地域の人々の豊かさは健在との話などがありました。 また生まれも育ちも仙台という生粋の当センター所長は、80年代以降の仙台における政令指定都市を目指しての周辺市町村の合併は、地域の人々の生活を考えると決してよい事とは言えなかったこと。そうして農山村部を無理に合併しておきながら、それら周辺地域の学校が小規模化すると市が一律に決めた学校適正規模の基準にもとづいて学校統廃合を進めるという理不尽さと問題点が指摘されました。また教育行政は、もっぱら自ら定めた狭い枠組みのなかでのみ議論しようとするが、ノーム・チョムスキーの「民衆を受身で従順にしておく賢い方法は、議論の枠組みを厳しく制限し、その枠組みのなかで活発な議論を奨励すること」とあるように、制限された議論にはを十分注意してかかる必要があるとの意見もありました。 さら過疎地などでは、若い人たちに移住してもらうためにいろいろな教育環境整備や支援の取り組みを行政あげて取り組んだりしているが、教育委員会などは「学力向上」に関するものを前面に打ち出すなど、その打ち出しの方向が地域住民や教師が考える学校や地域の魅力とはずれたものになっているとの言及もありました。 |