ゼミナールsirube1月例会

日時 2020年1月27日(月)
13:30~16:30
会場 みやぎ教育文化研究センター
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参加費 無料
テキスト 太田直道著『人間教育の哲学史』ほか
内容

今回からモンテッソーリ・メソッドで有名なマリア・モンテッソーリの教育思想について読み進めていきます。

前回の
様子

12月の会は、シュタイナーの『教育芸術 方法論と教授法』から太田先生が独自作成した抜萃資料をもとに読み進めていきました。
本書は、シュタイナーが「自由ヴァルドルフ学校」創立に際し、教師たちのために行なった連続講義をまとめたものですが、大切なことは「教育芸術」というタイトルに現れているように、シュタイナーは、教育そのものが芸術でなければならないと考えているということです。ですから、描くこと、歌うこと、躍ること、それらがシュタイナー教育のベースをなしています。また、生命に満ちた事柄を教育の中に導き入れることを説き、日々の暮らしや仕事などを意識化し、それらを単に知識として学んで意識化するだけでなく、たとえば手仕事など具体の活動へとつなげることが大事だとも述べています。
以上のようなことと関連させて音楽活動(リズム、歌う、躍る)や詩の朗唱、歴史や地理、自然の授業などについての考えや、他方で彼の生命観や自然観などに関わっての考えを資料をもとに読み進めました。
これまで6回にもわたりシュタイナーの教育思想を読み進めてきた。日本におけるシュタイナー教育への理解と認知度は決して高いものではないが、今の日本の学校教育を顧みるとき、シュタイナーの教育思想からくみ取れるものは少なくないと感じました。