7月の会は、アランの『児童教育論』(明治図書)と『人間論』(白水社)をもとに彼の教育思想について読み進めていきました。
『児童教育論』では、子どもの感情形成、言葉の獲得と言語形成、文学と科学という2つの領域の学習の関連について、さら行動(作業)にもとづく教育の必要性、子どもの本性の尊重と賞賛、ユマニテと死者崇拝などについてみていきました。
『人間論』では、乳幼児期における記憶以前の記憶とも言えるものが子どもの生きる核(コア)を形成することや、そのコアとおとぎ話の関係や役割。家庭の絆や役割と子どもの成長について。さらに子どもが持ち合わせている精神や性格をどうみて、どう働きかけるのかなどを読み進めました。
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