【6月号】
特集1 保護者の願い、学校の現在
特集2 ヤングケアラーが問いかけるもの
保護者が学校という場で他の保護者とつながったり、子どもと教育について教師と語り合ったりする機会がコロナ禍によって少なくなった。いやコロナ禍前からそんなつながりはなく、PTAは不要だという声もある。保護者にとって学校はどういう場になり得るのか。特集1では、保護者の願いや取り組みについての報告や論文をもとに、学校の今とこれからについて考え合いたい。
ヤングケアラーという言葉によって、子ども期に遊んだり学んだりする権利を奪われている子どもの存在が可視化されてきた。そして多くの子どもたちが家庭を下支えし、人知れず困難をかかえてきている実態が明らかになってきている。特集2では、ヤングケアラーの子どもたちを支える研究者や養護教諭、当事者の報告から家族の介護・介助は誰がどのように担う必要があるのだろうか。現代日本社会におけるケアのあり方を考えたい。
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