【9月号】
特集1 幼少期からの性教育と子どもの尊厳
特集2 ユースワークが創る「もう一つの日常」
ユネスコは、「子どもたちが生まれてから死ぬまでの生涯を通じて、自分たちの権利を守るということを理解し励ますこと」等の「包括的性教育」に、5歳から取り組むことを提唱している。日本でも、2023年度から「生命の安全教育」が本格実施される。しかし、日本の幼稚園・学校には性教育のカリキュラムがない。一人ひとりの子どもの人権を尊重し、性の学習に取り組んでいる教師もいるが、すべての子どもたちが性と人権について学ぶ包括的性教育のカリキュラムが必要だ。特集1では、子どもの権利としての幼児期からの性教育について考えます。
特集2の「ユースワーク」って何? と思う人は多いことだろう。家庭でも学校でも職場でもないユースワークが創り出す「もう一つの日常」としての実践を追うことで、若者たちがゆっくり自己に向き合い、他者と共に育ちあっていく場の保障について考えます。
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