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ゼミナールsirube

未来可能性について考える2

日時 2023年5月29日(月)
13:30~16:00
会場 みやぎ教育文化研究センター
会場の詳細はこちら
参加費 無料
テキスト 太田直道 著『人間とその術』(ない方には、当日コピーをお渡しします)
内容

基本は、テキストの『人間とその術』と補足資料を参加者で読み合い、その内容について意見交流を含め学習して行きます。テキストは、毎回1節ずつ読み進める予定でいます。
今回が、2回目となります。テキスト「第1講 災害からの出発〈2 近代世界と災害〉」を読みます。
まだ始まったばかりです。途中からの参加で大丈夫だろうかと心配する必要はありません。興味のある方は、ぜひご参加ください。お待ちしてます。

前回の
様子

テキスト『人間とその術』の「第1講 災害からの出発〈人間の術と災害〉」を読合いました。
《参加者の感想として》
◆危機的状況というと「ヒロシマ紀元」を思い出す。つまり核兵器が出現して、人類の滅亡する可能性が出てきたことによって、すべての学問や行動はヒロシマを起点として考えなくてはならないという。そういう問題提起を1970年代に芝田進午が提唱したことを改めて思い出した。
◆人類史の多くの時間は、太田先生が言うように災害史とともにあるといえるが、3.11東日本大震災は新たな災害時代の幕開けであり、自然の驚異と人間の愚行による生命の毀損という複合的な危機が、まさに抜き差しならないリアリティをもって私たちに迫ってきた。しかし12年が過ぎた今、人々は何を復興とするのか、その「復興」を問うことなく、「復興」という言葉によって原発事故を過去のこととして忘れ去ろうとしているように思う。それを象徴するように原発再稼働が動き出している。今問われているのは太田先生が書かれているように「人間存在を無化する根源的問題」に対する私たちのまなざしであり、全体問題に対して「人間として語ること」だと感じた。 など