この1年、研究部会では深刻さを増してきている「子どもの生きづらさと学校の困難」という問題に焦点を当て、まずはその現状を確認しようと不登校、いじめ、暴力行為(荒れ)、自死、そして発達障害をはじめとするさまざまな「特別な困難とニーズ」を抱える子どもたちについて、全国的な統計データを検討してきました。さらに県・仙台市の通常学級や通級教室、特別支援学級などの先生たちの聴き取り調査を行い、それに向き合う教育実践のあり方を模索してきました。
これらの取り組みは、5月末発行の「みやぎ教育文化研究センター年報」3号の第1部にまとめました。
今回のシンポジウムでは、その内容を参加者全員で深めながら、そうした生きづらさと困難を抱えた中で学校と教育は何ができるのかを考え合いたいと思います。ぜひ、ご参加ください。
【各調査 から】
・データで見る児童生徒の様々な生きづらさの実態と背景(数見隆生さん・運営委員長)
・「困っている子」「困っている先生」のいる学級・学校の現状(久保健さん・研究部長)
【教育実践 から】
・いろんな子たちと一緒に ~通常学級の取り組み~(村元鈴さん・小学校)
・特別なニーズに応じた教育実践 ~特別支援学級の取り組み~(五十嵐淑子さん・小学校)
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