8月の例会は、6月に引き続き「江戸期の洋学」について読み進めていきました。今回は、主に天文学、地理学、物理学、化学などの自然科学や医学を中心に、江戸期の洋学者たちが西洋の科学をどのように受容したのかを概観していきました。扱った洋学者・文献は次の通りです。
小林謙貞『二儀略説』(ゴメス『天球論』から抄訳したもの)、前野良沢『和蘭訳筌』『管蠡秘言』、杉田玄白『狂医の書』『形影夜話』、司馬江漢『和蘭天説』『西洋画談」、志筑忠雄『求力法論』、高橋至時『ラランデ暦書管見』『星学手簡』、吉雄南犀『遠西観象図説』、中川五郎治・馬場佐十郎『遁花秘訣』
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