別冊17号 子ども 教育 文化

養育される世界から自立する世界へと大きく歩み出す高校生たちの進路指導がどのようになされているのか。高校教師の石垣さんが、一人の生徒との関わりを中心にしながら進路指導の難しさや大変さとともに、教師としての喜びや生きがいを報告してくれています。
16号に続き、3人の方から、自らの教師生活を顧みるなかで印象に残る子どもとの出会いや関わり、ふと思い出す光景やすがたを寄せてもらいました。
また「宮城の教育遺産」では、宮城県教職員組合が長年発行し続けてきた『教育文化』誕生のいきさつ、創刊に込められた思いや願い、その中での出来事などをまとめました。自分たちにとって真に何が大切で必要なのか? そこから生まれてくる自由で豊かな精神と、楽天的で自由闊達な創造的な取り組みに驚かされます。

目次
タ イ ト ル 著  者 P.
高校生の生活指導の難しさ       ―百合との関わりを中心に― 石垣 耕希
書評『みんなで育つ』
わたしの出会った子ども
ひろゆきくんとたかゆきくん 渋谷 信賢
お前なんか教師失格だ 掛川 恵一
ヤンちゃんと美奈ちゃん 佐々原 和子
宮城の教育遺産16
『教育文化』の誕生とそのねがい 10