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センターつうしん No.97

学校は、様々な生きづらさや悩みを抱えている子たちがいます。そのような子どもたちも含め、クラスの子どもたちの実態や課題に応じて授業をはじめとする様々な教育活動が組織されなくてはなりません。また、そこにこそ教師の専門性と「教育実践」の創造というダイナミックな営みが息づいていると言えます。
しかし近年、学力テスト競争が全国の学校現場を席捲していくなかで、学習スタンダードなど画一化した教育活動が広まっています。このような教育活動の形式化・硬直化の進行と、不登校やいじめの増加は無関係とは言えないでしょう。
子どもたちが学校で過ごす時間は授業を中心としたさまざまな活動です。それらの活動が今どうなっているのか。それはまた、教育とは何かを問うことでもあると思います。
97号は、そのような思いをもちながら編集しました。

目次
タ イ ト ル 著  者 P.
ひと言 千葉 建夫
いま学校に求められていること
第1部 今日の学校教育をどう見るか 数見 隆生
第2部 中森孜郎先生から「教育実践の創造」の話を聞く
授業をつくる
子どもも教師も「いのち輝く教材開発・授業づくり」に挑戦しよう! 高橋 達郎 10
授業「いのち・からだの学習」づくりと実践から見えてきたこと 千葉 保夫 14
教育時評
変形労働時間と教員定数 宮澤 孝子 18
子どもと学校
個として向かい合う 虹乃 美稀子 19
私の出会った先生 28
見ていてくれたんだ 多田 博茂 21
相談センター報告 第19回
相談センターでの学習活動 寺沢 幹緒 22
おすすめ映画
「i 新聞記者ドキュメント」を観て 鈴木 吉雄 24
センターの動き 24