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センターつうしん No.103
コロナ禍でのこの1年を振り返ると、子どもたちの学習保障、学力保障は大きな課題になりましたが、子どもたちの「遊び」の大切さについては、ほとんど取り上げられ語られてこなかったのではないでしょうか。
巻頭の増山均さんの論稿は、そういう子どもたちの遊びや文化の大切さ、必要性を「子どもの権利条約31条」に関わらせながら論じてくださいました。
この間、センターつうしんではコロナ禍の学校現場の状況は教師のみなさんを中心に報告や話をしていただいてきましたが、福祉の場に身を置きながら子どもたちと関わってきたみなさん、あるいは学びの当事者はこのコロナ禍の1年をどんな思いで過ごしてきたのか。本号では《大学キャンパスから》《保育現場から》《児童養護施設から》から、それぞれのこの1年の状況や思いを語っていただきました。
「子どもと学校」では、有田みどりさんが、コロナ禍のなか部活の生徒たちと向き合うなかで見えてきた部活の課題やあり方を、この1年の取り組みをつうじて報告してくれています。部活とは何かを改めて考えさせられます。
新連載として「子育て、孫育て奮闘記」が始まります。執筆者の阿部真弓さんは宮城の大塩小学校で定年退職を迎え、その後娘さんの子育てをサポートするため大阪に移住。その日々のなかでの出来事や思いを綴っていただきます。
目次
タ イ ト ル | 著 者 | P. | |
---|---|---|---|
子どもの風景(第2回) | |||
来てくれてありがとう | 相原 理沙 | 1 | |
特集 コロナ禍の1年 | |||
発想の転換と「遊び」の創造 ~コロナ禍と子どもの権利条約第31条~ | 増山 均 | 2 | |
◆大学キャンパスから | |||
コロナ禍で見えてきたもの | 矢内 あかり | 6 | |
コロナ禍の経験を糧に | 福井 友貴 | 7 | |
「オンライン上での学び」と画面裏 | 沼倉 学 | 8 | |
◆保育現場から | |||
コロナ感染者として届けたい思い | 珍田 洋子 | 9 | |
娘とコロナと保育園 | 伊藤 康子 | 10 | |
◆児童養護施設から | |||
コロナ禍の1年を振り返って | 大塚 涼子 | 11 | |
わたしの出会った先生32 | |||
いきいきした時代の中で | 高橋 正行 | 13 | |
授業への招待② | |||
子どもたちにゆっくりと泳ぐ気持ちよさを! | 渋谷 新賢 | 14 | |
子どもと学校 | |||
コロナ禍で向き合った部活動の在り方 | 有田 みどり | 16 | |
教育時評 | |||
改正少年法、何が問題か | 小幡 佳緒里 | 18 | |
子育て、孫育て奮闘記① | 阿部 真弓 | 19 | |
読者の声(はがき・メールより) | 20 | ||
相談センター報告(第23回) | |||
心の中はお喋りでいっぱい | さとうゆきこ | 22 | |
おすすめ映画 | |||
『風をつかまえた少年』 | 佐々木 忠夫 | 23 | |
読書のすすめ(第4回) | 春日 辰夫 | 23 | |
ひと言 | |||
パンデミックの10年後 | 安達 喜美子 | 24 | |
子どもの風景・作品について | 千葉 早苗 | 24 | |
センターの動き・編集後記 | 24 |