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センターつうしん No.104

昨年からのコロナの感染拡大をきっかけに、まさに便乗する形で学校現場には子どもたち一人一台のタブレットが一斉に配布されました。この4月からはタブレットを活用した学習・教育活動が全国の学校で取り組まれ始めています。条件整備もままならないなかでの導入に、学校現場は混乱し四苦八苦しているようです。そのようなことから今号では「GIGAスクール問題」を特集しました。
つうしん巻頭の児美川孝一郎さんの「GIBAスクール構想と子どもが主役の教育」は、7月3日におこなった講演をもとにしたものです。タブレットの導入に象徴される政策がどのような背景やねらいにもとづくものなのか。それはまた、どのような教育の課題と問題を孕んでいるのか、解明してくれています。小学校、中学校からも現状報告してもらいました。ぜひお読みください。

目次
タ イ ト ル 著  者 P.
子どもの風景(第3回)
よかったぁ 島内 清志
講演「GIGAスクール構想と子どもが主役の教育」 児美川孝一郎
GIGAスクール問題・小学校では
試行錯誤しながらの日々 佐々木 久美 14
GIGAスクール問題・中学校では
google for education? education for google? 岩沢 一郎 15
授業への招待③
東日本大震災の学習プラン作り 加藤 正伸 16
子どもと学校
日々、笑顔で 土井 浩孝 18
読者の声(はがき・メールより) 18
子育て・孫育て奮闘記② 阿部 真弓 20
わたしの出会った先生 33
2006年の再開 八反田 史彦 21
相談センター報告(第24回)
"現場感覚"と"おせっかい"を武器に 瀬成田 実 22
おすすめ映画
『浜辺の彼女たち』 伊藤 真弓 23
ひと言
「書く・読む」文化の変化の先に⁉ 久保 健 24
子どもの風景・作品について 千葉 早苗 24
センターの動き・編集後記 24