New
センターつうしん No.110
本号の発行は、ちょうど新学期の時期です。どんなに教師としての経験を重ねても新たな子どもたちとの出会いは、どきどきわくわくするものです。そして新任の先生たちも、同じように期待と不安を抱え、教師としての第一歩を歩み始めます。
特集Ⅰでは、先輩教師から若い先生方へのメッセージ、教師という仕事の魅力や楽しさ、他方で教師に求められる様々な課題や困難にどう向き合い乗り越えて行ったらよいのかなど、原稿を寄せていただきました。
特集Ⅱは、108号に引き続き「子どもたちと平和を考える」をテーマにしました。前号発送時に、当研究センター代表の数見さんが「大人はどうして戦争をするの?」という子どもの疑問に応える文章を同封したところ、「読者」のみなさんや教職をめざしている学生のみなさんから読んでの感想や、自分だったらこう答えるという返事が寄せられました。
改めて数見さんの文章と、みなさんから寄せられた貴重な意見と感想を紹介します。そして平和と戦争について、みんなで考え合いたいと思います。
目次
タ イ ト ル | 著 者 | P. | |
---|---|---|---|
子どもの風景(9回) | |||
電話の練習 / 台上前転 | 玉緒 / 洋 | 1 | |
特集Ⅰ 子どもと共に生きる教師へ | |||
響き合いのある教室 | 斉田 久典 | 2 | |
学びの場へ参加しよう | 山形 慎一 | 5 | |
自分なりの「こだわり」を持って | 石井 宜 | 6 | |
教師は、世界を問い続ける | 南部 拓未 | 8 | |
若い教師が「生きづらさ」を乗り越え、成長できるには | 久保 健 | 10 | |
特集Ⅱ 子どもたちと平和を考える2 | |||
子どもたちと『動物会議』を読む | 菅井 仁 | 13 | |
「大人はなぜ戦争をするの?」に応えて | 数見 隆生 | 14 | |
未来の大人のみなさんへ | 小野寺 修子 | 14 | |
大人はもっと子どもの意見を聞いた方がいい | 東田 晃 | 15 | |
「大人の常識」は、現実的か? | 石川 裕清 | 16 | |
教員志望の学生の感想から | 17 | ||
私の出会った先生39 | |||
覚えていたい!「半田秀文」という先生がいたことを | 鈴木 吉雄 | 19 | |
授業への招待⑨ | |||
「だ液」の消化実験 | 多田 博茂 | 20 | |
おすすめ映画 | |||
劇場版 荒野に希望の灯をともす | 伊藤 真弓 | 22 | |
読書のすすめ(第11回) | |||
『個体発生は進化をくりかえすのか』 | 倉谷 滋 | 22 | |
相談センター報告(第30回) | |||
「ちいさな教室」の話 | さとうゆきこ | 23 | |
ひと言 | |||
ある産科医の死 | 千葉 建夫 | 24 | |
子どもの風景・作品について | |||
できないことを書ける意味 | 高橋 三代 | 24 | |
センターの動き・編集後記 | 24 |