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センターつうしん No.114
今号は、新年度に向けて「授業づくり・学級づくり」を特集テーマにしました。
巻頭は、教師3年目の制野さんの体育の活動を核にした実践です。その名も「せいのランド」! どんなランドかと蓋を開けると「台車でガツン」に「平均台遊び」、「バトン投げ」に「跳び箱ジャンプ」、さらに「壁登り」。これらの取り組みを通じて子どもたち同士が、そして子どもと教師がつながっていきます。
二つ目は、退職女性教員でつくる白萩の会のみなさんによる戦争体験の語り部活動と、それを通じて結ばれた宮城野高校の生徒さんたちによる「戦争画」制作の取り組みです。世代を超えたつながりが生まれていきます。と同時に、高校生たちは絵画制作を通じて、あの戦争という時代を見つめていきます。
三つ目は、サークルや研究会を通じて自らどん欲に学び、多くのことを吸収しなが授業に取り組んでいる小野さんが、その自分の授業づくりの手立てや大切にしている事をまとめて提案しています。国語の授業づくりをする上で、大いに参考になると思います。
さらに、昨年11月に行われた高橋源一郎さんによる「高校生公開授業」の報告も載せました。あの日会場にいたみなさんもそうでない方も、改めて源一郎さんの授業を振り返っていただければと思います。あわせてお読みください。
また表紙の「子どもの風景」をはじめどの内容からも、いまを生きる子どもたちの姿と、それを見つめ受けとめる教師のまなざし、「学校」のいまを感じてもらえると思います。
目次
タ イ ト ル | 著 者 | P. | |
---|---|---|---|
子どもの風景(第13回) | |||
雪あそび | あお | 1 | |
特集 授業づくり・学級づくり | |||
子どもの心を解放した「せいのランド」 | 制野 寛 | 2 | |
学校での語り部活動 | 小山 美知子 | 6 | |
高校生による「戦争画」制作 | 豊永 敏久 | 8 | |
提案 物語の授業をどう創るか | 小野 剛 | 11 | |
報告 高橋源一郎さんの高校生公開授業 | |||
「ぼくらの学校なんだぜ!」 | 16 | ||
わたしの出会った先生43 | |||
生徒を鏡にして | 森下 瑛仁 | 20 | |
子どもと学校 | |||
コロナ禍が終わった教室で | 柊 圭一朗 | 21 | |
教育時評 | |||
学校の教育「環境」問題 | 山沢 智樹 | 23 | |
授業への招待⑬ | |||
日記・作文で子どもを丸ごととらえる | 小澤 登 | 24 | |
おすすめ映画 | |||
『ほかげ』 | 大山 あけみ | 26 | |
読書のすすめ(第15回) | |||
『七年目のランドセル』 | 矢部 智江子 | 26 | |
相談センター報告(第34回) | |||
子どもの心と向き合って | 松谷 三喜子 | 27 | |
ひと言 | |||
子どもは賢くなっているのか? | 高橋 正行 | 28 | |
子どもの風景・作品について | |||
自然体験を通じて子どもの感情を育てる | 川村 美和 | 28 | |
センターの動き・編集後記 | 28 |