年月日 | : | 2011/6/2 |
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投稿者 | : | N子さん(40代学童指導員) |
子どももたいへんなんですね
「みんなの声」という欄があったので投稿します。
学童で仕事をしています。
子育てが一段落してから市の職員として働き始めました。
自分の子育てのときは夢中でしたが、毎日元気な子どもたちの相手をしながら、ときに大変なことはあっても、子ども相手の仕事はやっぱり楽しいなあと思う日々です。
一校目のそのときは、朝から晩まで忙しい先生たちの様子を毎日見ていました。
二校目から今の仕事です。
学童で仕事をしていて思うことは、子どもたちって結構ストレスかかえているんだなあということです。
二年生で、みんなが宿題をしているときに、テーブルに上がって騒ぐ子がいます。
「やめてよ」「じゃましないで」子どもたちが騒いでも聞いていません。
「T君、降りなさい」「宿題終わったの?」などと私たちが注意しても聞くものではありません。
「先生、T君ね、教室では立派にしてるんだよ」と教えてくれる子もいます。
「え? 本当?」 勉強があまり好きでない子にとって、教室はどんな場所なのでしょうね。
T君はじっとガマンの一日を過ごしているのではないでしょうか。
T君の困るところは激しやすくてけんかも多いところ。
しかも手が早くて相手の顔をパンチして鼻血を出させることもあります。
人懐こくていい子なんですけどね。
T君の両親は帰りが遅いので、6時までの延長組です。
お母さんがお迎えにくると、抱き会って喜ぶ姿からは、末っ子なのでちょっと甘えん坊なのかなぐらいで、お家での愛情は問題ないと思っていたのでしたが、そうでもないのです。
あるときお母さんが思いつめた顔で学童に来て、お願いがあるというのです。
この間は父親が迎えに来たのだが、友達とけんかして相手の子が鼻血を出したことを先生から聞いて家でひと悶着あった。
父親はTをひどく問い詰め、自分は夫を制するので大変だったので、子どもが何かしたときは、どうか父親には言わず自分にだけ話してくれと言うのでした。
また、息子の話だと相手の子が先に仕掛けてきたそうなのでその点もよろしくというのでした。
学童と先生方との話し合いの場は設けていますが、今年はまだ実施されていません。
しかし先日担任の先生が何かの用事で学童に見えたので、T君について少し話し合いました。
先生は、T君のお姉さんを受け持ったことがあり、家庭の事情もよく知っていました。
お父さんは気難しく、お母さんはひどく神経質なので、お姉さんもT君も家では気を使ってくらしているそうです。
子どもも大変なんですね。
せめて学校と学童で、T君が楽しいと感じ、満足するような授業や生活を心がけて見守っていくことになりました。
もうすぐ家庭訪問があるので、それが終わったらまた後で話し合うことになっています。
今は、学校や学童での様子をストレートに親に話せない時代なんでしょうね。
私は何でも言ってもらった方がいいという親でしたが・・・。
こんな「声」でも送っていいんでしょうか。