年月日 | : | 2011/9/1 |
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投稿者 | : | I さん |
7・2 みんなで語り合いませんか「震災体験から 地域・学校・子どもたちを」の発言から(1)
学童保育の方で支援に関わっています。
子どもの生活に近い場面からお話したいと思います。
仙台と被災のひどいところとでは本当に生活に差がついています。
仙台にいると分かりにくいのですが、おなかをすかせている子どもたちがたくさんいます。
七ヶ浜では、学童保育の活動場所に子どもたちが学校から帰ってくると「おなかがすいた。」と言います。
聞いたところでは、3年生以上には給食が出ているのですが、1、2年生には出ていないということでした。
授業の方は、時間数が足りなくなるというので、午前中に40分短縮授業で休み時間5分で5時間授業して、1、2年生は食べずに帰ります。ですからおなかがすいてしまっている。
あるところでは、学校が高台にあって、子どもたちは被災のひどい方向に集団下校をしているのですが、並んで待って家に帰るまでにどのくらいの時間がかかるのか。
1、2年生はおなかがすききって倒れないのかと心配をしていました。
今回7月1日から簡易給食が、2年生にも出るということになりました。
子どもの話だと「おやつだよ」ということで、ドーナツとデザートのようなもので、帰り着くまでの補食としては十分だと思うのですが、給食とは言えないと思いました。
七ヶ浜の学童は流されていないので、外遊びもでき楽しく過ごすことができています。
石巻については、学童そのもの、学校そのものが流されてしまっているのでとても厳しい状況にあります。
指導員が犠牲になったり孤児になってしまったお子さんがいたりということで、まだまだ自分の口から話せる状況になっていないということでした。
今、とても心配しているのは夏休みのことです。
石巻の学童保育は朝の8時から夕方6時までの開設ですが、夏休みのプログラムをどうするか悩んでいました。
校庭には仮設が入ったり、これから仮設校舎が建つところがあり、自衛隊が常駐しているところもありました。
校庭で遊べないところがほとんどです。
プールも使えません。
そして、おやつが出ません。
避難所から通っているお子さんは、まだお弁当が作れる状況にない。
コンビニも開店していないのでお弁当を買って持たせることができない。
できたとしても経済的に厳しいだろうと。
おやつがないのでおやつで補食させることができない。
被災のひどいところほど親の会を作るのが困難です。
お弁当を持ってくることができる子どももいるので、そこに一律にお弁当を出すかどうかということも簡単な話ではないのです。
今、本当におなかをすかせている子どもがいるということを知っていただきたい。
もう一つ皆さんに伝えたいのは、もう少し時間がたって、だんだん整備されたところから普通の生活に戻っていったときに、いろいろな事情でなかなかお弁当を持ってこられない子どもたちに、被災当時と同じように考えてもらえるのか。
子どもたちの場合も、単純な被災でなく、2次的3次的な被害になっていったとき、どこまでみんなで応援してあげられるのか、すごく気がかりになっています。